一方で、「トレカ販売には古物商許可が必要なのか?」「メルカリやヤフオクで仕入れて販売する場合はどうなのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、トレカ販売で古物商許可が必要になるケース・不要なケース、申請方法や費用、注意点までわかりやすく解説します。
目次
トレカ販売・転売に古物商許可は必要?
近年、ポケモンカードや遊戯王カード、ワンピースカードなどのトレーディングカード(トレカ)の人気が高まっています。
コレクション目的だけでなく、副業や事業としてトレカ販売を始める方も増えており、
- ポケモンカードを仕入れて販売したい
- トレカ転売を始めたい
- カードショップを開業したい
- オリパ販売を行いたい
という方も多いのではないでしょうか。
そのような方からよくいただく質問が、
「トレカ販売には古物商許可が必要ですか?」
というものです。
結論からいうと、販売方法や仕入れ方法によっては古物商許可が必要になります。
知らずに営業を続けてしまうと古物営業法違反となる可能性もあるため、事前に正しい知識を身につけておくことが大切です。
この記事では、
- トレカ販売で古物商許可が必要なケース
- 古物商許可が不要なケース
- 古物商許可の取得方法
- 申請費用や必要書類
についてわかりやすく解説します。
そもそも古物商許可とは?
古物商許可とは、中古品を仕入れて販売する事業を行うために必要な許可です。
各都道府県の公安委員会が許可を行い、実際の申請窓口は営業所所在地を管轄する警察署になります。
古物商許可について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
トレカは古物営業法上どの品目になる?
古物商許可を申請する際には、取り扱う品目を選択する必要があります。
トレーディングカードは一般的に「書籍類」として申請するケースが多くなっています。
警察署によって運用が異なる場合もありますが、トレカ販売を行う方の多くは書籍類で申請しています。
古物商の取扱品目について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
なぜトレカ販売で古物商許可が問題になるのか?
トレカ市場では、
- メルカリで仕入れる
- ヤフオクで落札する
- カードショップで購入する
- オリパを購入する
- 個人から買い取る
といった形で中古カードが日常的に売買されています。
そのため、
「仕入れて売る」
という行為が古物営業法の対象になる場合があります。
特にポケモンカードやワンピースカードなど高額カードを扱う方は、古物商許可について理解しておくことが重要です。
新品カードと中古カードの違い
古物商許可が必要かどうかを判断するうえで重要なのが、「新品」と「中古」の違いです。
例えば、正規販売店から新品の未開封BOXを仕入れて販売する場合と、中古のシングルカードを仕入れて販売する場合では考え方が異なります。
トレカ販売ではシングルカードや中古カードを扱うケースが多いため、古物商許可が関係してくる場面が多くなります。
では実際にどのような場合に古物商許可が必要になるのでしょうか。
次に、トレカ販売で古物商許可が必要なケース・不要なケースを具体例を交えながら解説します。
トレカ転売で古物商許可が必要なケース・不要なケース
前章では、トレカ販売と古物商許可の基本について解説しました。
しかし実際には、
- ポケモンカードをメルカリで仕入れて売る場合は?
- オリパで当たったカードを売る場合は?
- 自分のコレクションを売るだけなら?
- 副業でトレカ転売をする場合は?
など、さまざまなケースがあります。
ここでは、トレカ販売で古物商許可が必要になるケースと不要になるケースを具体例を交えながら解説します。
古物商許可が必要かどうかの判断基準
古物商許可が必要かどうかを判断する際に重要なのは、
「中古品を仕入れて販売する営業を行うかどうか」
です。
単純にカードを売ること自体が問題なのではなく、
- 仕入れを行っているか
- 利益を目的としているか
- 継続して販売しているか
が重要になります。
特にトレカ市場では中古カードの流通が非常に多いため、古物商許可が必要になるケースが少なくありません。
ケース① メルカリで仕入れて販売する場合
現在最も多いのが、メルカリを利用したトレカ転売です。
例えば、
- メルカリで安く購入する
- 相場が上がったら販売する
- カードをまとめ買いしてバラ売りする
- 別の販売サイトで販売する
といったケースです。
このような場合は、中古カードを仕入れて利益を得る目的で販売しているため、古物商許可が必要になる可能性があります。
メルカリ転売については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ケース② ヤフオクで仕入れて販売する場合
ヤフオクを利用している方も多いでしょう。
例えば、
- 大量のカードをまとめて落札する
- レアカードだけ抜いて販売する
- 不要カードを個別販売する
といった方法です。
この場合も中古カードを仕入れて販売しているため、古物商許可が必要になる可能性があります。
ポケモンカードや遊戯王カードでは、この方法を利用している方も少なくありません。
ケース③ カードショップで購入したカードを販売する場合
トレカ専門店やカードショップで購入したシングルカードを販売するケースです。
例えば、
- カードラッシュ
- ドラゴンスター
- カードラボ
- 晴れる屋
などで購入したカードを販売するケースです。
購入先が店舗であっても、中古カードを仕入れて販売するという点は変わりません。
そのため、継続的に行う場合は古物商許可が必要になる可能性があります。
ケース④ オリパを購入して販売する場合
近年特に増えているのがオリパ関連です。
オリパとは、カードショップなどが独自に販売しているオリジナルパックのことです。
オリパを購入し、
- 当たりカードを販売する
- シングル販売する
- 利益を目的として繰り返し販売する
場合には古物商許可が必要になる可能性があります。
YouTubeやSNSでオリパ開封動画を配信しながら販売している方も増えているため、注意が必要です。
ケース⑤ 個人からカードを買い取る場合
カードショップの開業を検討している方によくあるケースです。
例えば、
- SNSで買取募集をする
- 知人から買い取る
- 宅配買取を行う
- 出張買取を行う
といったケースです。
これは古物営業法上の典型的な古物営業に該当するため、古物商許可が必要になります。
ケース⑥ ネットショップでトレカ販売を行う場合
最近では、フリマアプリだけでなくネットショップを開設して販売する方も増えています。
- BASE
- Shopify
- STORES
- メルカリShops
- 自社ホームページ
などを利用するケースです。
中古カードを仕入れて販売する場合には、販売方法に関係なく古物商許可が必要になる可能性があります。
古物商許可が不要なケース
一方で、すべてのトレカ販売に古物商許可が必要というわけではありません。
代表的なのが次のようなケースです。
自分のコレクションを売却する場合
昔から集めていたカードを整理するために売却するケースです。
- 引退する
- コレクション整理をする
- 不要になったので売る
といった場合は、通常は古物商許可が不要と考えられています。
不要になったカードを処分する場合
子どもの頃に集めていたカードを売却する場合なども同様です。
利益を目的とした継続的な転売とは異なるためです。
新品BOXを購入して保有している場合
新品の未開封BOXを購入し、そのまま保有しているケースもあります。
ただし販売方法や状況によって判断が変わることもあるため、迷う場合は管轄警察署へ確認することをおすすめします。
副業でトレカ転売を行う場合の注意点
最近では副業としてポケモンカード転売を始める方も増えています。
しかし、
- 副業だから大丈夫
- 少額だから問題ない
- 趣味の延長だから不要
とは限りません。
実際には販売方法や営業実態によって判断されます。
そのため、継続的に仕入れと販売を行う予定がある方は、事前に古物商許可の取得を検討しておくと安心です。
ネット販売を行う場合はURL届出も必要になる
トレカ販売を行う方の多くはインターネット販売を利用します。
その場合、販売サイトによってはURL届出が必要になるケースがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
古物商許可申請におけるインターネット取引(URL届出)について
では次に、実際にトレカ販売で古物商許可を取得する方法や必要書類、費用について解説します。
トレカ販売で古物商許可を取得する方法|必要書類・費用・申請の流れを解説
ここまで、トレカ販売で古物商許可が必要になるケースと不要になるケースについて解説してきました。
では実際に、ポケモンカードや遊戯王カード、ワンピースカードなどのトレカ販売を行う場合、どのように古物商許可を取得すればよいのでしょうか。
ここでは、申請の流れや必要書類、費用についてわかりやすく解説します。
古物商許可を取得するまでの流れ
古物商許可は、営業所所在地を管轄する警察署へ申請を行います。
- 営業所を決める
- 必要書類を準備する
- 警察署へ申請する
- 審査を受ける
- 許可証を受け取る
申請から許可までの標準処理期間は約40日です。
古物商許可申請に必要な書類
個人で申請する場合、一般的に次のような書類が必要になります。
- 古物商許可申請書
- 略歴書
- 誓約書
- 住民票
- 身分証明書
- URL疎明資料(必要な場合)
法人の場合はさらに、
- 登記事項証明書
- 定款
- 役員全員分の必要書類
などが必要になります。
古物商許可の制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
古物商許可の申請費用はいくら?
古物商許可の申請手数料は全国共通で19,000円です。
この費用は警察署へ納付する実費であり、不許可となった場合でも返還されません。
行政書士へ依頼する場合は別途報酬が必要になります。
賃貸マンションやアパートでも古物商許可は取得できる?
トレカ販売を副業で始める方の多くは、自宅を営業所として申請します。
賃貸物件でも古物商許可を取得できる可能性がありますが、物件の契約内容や警察署の判断によって必要書類が異なる場合があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ネット販売をする場合はURL届出が必要になることも
トレカ販売を行う方の多くはインターネット販売を利用しています。
- メルカリShops
- BASE
- Shopify
- STORES
- 自社ホームページ
などを利用する場合、URL届出が必要になるケースがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
古物商許可申請におけるインターネット取引(URL届出)について
許可取得後は標識(プレート)の表示が必要
古物商許可を取得した後は、営業所やホームページへ標識(プレート)を表示する必要があります。
ネット販売を行う場合は、ホームページへの表示も重要になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
古物商許可が下りないケースもある
古物商許可は申請すれば必ず取得できるわけではありません。
営業所要件や欠格事由などによっては不許可となる場合もあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
トレカ販売と古物商許可に関するよくある質問
ポケモンカードを売るだけなら古物商許可は不要ですか?
自分のコレクションを売却するだけであれば、通常は不要と考えられます。
副業でトレカ転売をする場合も古物商許可は必要ですか?
副業か本業かではなく、販売方法や営業実態によって判断されます。
カードショップを開業したい場合はどうすればいいですか?
まずは古物商許可の取得を検討し、販売方法に応じた準備を進めましょう。
まとめ
トレカ販売では、仕入れ方法や販売方法によって古物商許可が必要になる場合があります。
特に、
- メルカリで仕入れる
- ヤフオクで仕入れる
- カードショップで仕入れる
- オリパを購入して販売する
- カードを買い取って販売する
といったケースでは注意が必要です。
これからトレカ販売を始める方は、事前に古物商許可について理解し、安心して事業をスタートできるよう準備を進めましょう。
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